×

ニュース

アフガン政府関係者 広島の復興歴史学ぶ

■記者 柳本真宏

 アフガニスタンの政府関係者や大学教授たち55人が6日、広島市中区の平和記念公園を訪れ、被爆者から証言を聞くなどして被爆の実態や広島の復興の歴史を学んだ。

 原爆慰霊碑に献花した後、14歳のとき学徒動員中の工場で被爆した梶本淑子さん(79)=西区=から「死体でいっぱいの町の中を逃げた。今も忘れられない」などの体験を聞いた。原爆資料館の見学もした。

 広島訪問は、国連訓練調査研究所(ユニタール)広島事務所(中区)主催のアフガニスタン復興に向けた人材育成プロジェクトの一環。公務員研修所上級財務管理顧問のマイワンド・アクバリさん(23)は「今の広島は平和で美しい。アフガニスタン復興の手本にしたい」と話していた。

(2010年11月7日朝刊掲載)

関連記事
アフガン復興 広島に学ぶ カルザイ大統領 平和公園を訪問(10年6月22日)
ユニタール広島事務所 アフガン研修生を50人に倍増 (10年4月 6日)
アフガン復興支援 専門家17人が議論 都内でシンポ (10年2月23日)

年別アーカイブ