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広島護国神社で戦没者追悼 終戦の日

 広島市中区の広島護国神社で15日、戦没者を追悼する英霊感謝祭と、日本会議広島主催の平和祈念の集いがあり、遺族たち約150人が参列した。

 英霊感謝祭では、藤本武則宮司(66)が祝詞を上げ「多くの人々が正しい歴史認識を持ち、平和な国づくりに貢献してほしい」と述べた。平和祈念の集いでは、松浦雄一郎会長(78)が「国の指導者に靖国神社の公式訪問を呼び掛けたい」とあいさつ。日本時事評論社(山口市)の山本和敏社長(64)が遺骨収集の現状を講演した。

 フィリピン・ルソン島で父親が戦死した西区の主婦安田稔子さん(71)は「当時戦地へ向かった父や皆さんは、生きたい気持ちと国のためにという思いの葛藤があったはず」と悼んだ。

(2014年8月16日朝刊掲載)

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