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夢や希望…アートに込め 旧日銀広島支店で「せこへい美術館」

 平和をテーマにした作品を集めた「せこへい美術館」が、広島市中区の旧日本銀行広島支店で開かれている。市内の高校生たちでつくる「世界の子どもの平和像をつくる会(せこへいヒロシマ)」の主催。20日まで。

 「わたしの宝箱 大切なもの」がテーマ。高さ約5メートル、幅約10メートルの原爆ドームを模した作品の壁に約20センチ四方のボックスアート約420個を積み上げた。ボックスには紙粘土で作った家族たちの顔や、ソファや机を並べた部屋で平和に過ごす人の模型が入っている。

 市内の保育園児が平和を願って描いたイラストや、市内外で活躍する芸術家の作品も展示している。

 家族3人で訪れた横浜市の看護師橋本幸代さん(48)は「平和な世界を望む強い思いが伝わってくる」と見入っていた。午前10時~午後6時半(20日は午後3時まで)、無料。(加茂孝之)

(2014年8月16日朝刊掲載)

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