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横浜で原爆平和展 禎子さん番組など上映

 広島の原爆被害に焦点を当てたテレビ番組などを上映する企画展「被爆地・ヒロシマと平和への祈り」が15日、横浜市中区の放送ライブラリーで始まった。終戦の日にちなみ、同ライブラリーを運営する放送番組センターが主催した。17日まで。無料。

 建物疎開中に被爆した女子学生をアニメなどにした「夏服の少女たち」(NHK)や、原爆の子の像のモデル、佐々木禎子さんに関連したドキュメンタリー「伝説なんかじゃない」(広島テレビ)など5本を上映する。原爆資料館(広島市中区)から借りた、禎子さんの生涯などを伝えるポスター26点も展示。最終日には、禎子さんを題材にした紙芝居も上演する。

 会場には親子連れや平和学習をする小学生が訪れ、映像や写真を通じて69年前の原爆投下がもたらした悲惨さを感じ取っていた。児童19人を引率した横浜市磯子区の学童保育指導員、緑川直美さん(45)は「禎子さんの話を初めて知る子が多かった。戦争や平和を考えるきっかけにしてほしい」と願っていた。(藤村潤平)

(2014年8月16日朝刊掲載)

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