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サビエル聖堂でも集い 山口で「平和の鐘」鳴らす集い

 平和を祈って「大聖年平和の鐘」を鳴らす集いが15日、山口市亀山町の山口サビエル記念聖堂であった。県青年ユネスコ連絡協議会などの主催。

 同会の有田幸永会長(28)=萩市椿東=は「平和は人の努力でつくられる。何ができるか考える機会にしてほしい」とあいさつ。韓国出身の李相源(イサンウォン)主任司祭(53)は「終戦を日本側からだけでなく、韓国など他の国の立場で捉えることも必要。青年同士の交流で意見交換を続けてほしい」と呼び掛けた。

 参加者は雨の中、「全ての生命を大切にします」「どんな暴力も許しません」など6項目の「わたしの平和宣言」を読み上げ、鐘を鳴らして手を合わせた。

 同会の原田幸子さん(55)=光市虹ケ丘=は「戦争で亡くなった方々の冥福を祈るとともに、子育て支援、貧困や格差の是正などを通じて自分なりに平和の実現に努めたい」と話した。(柳岡美緒)

(2014年8月16日朝刊掲載)

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