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キャンパスリポーター発 戦争体験聞き取り 島根県立大

 島根県立大の学生サークル「県大政経塾」の2人が、第2次大戦中にフィリピン南部のミンダナオ島ダバオに兵として赴いた浜田市の西川房一さん(92)を訪ね、当時の体験を聞いた。

 西川さんは、戦友を失った対空戦闘の様子や、マラリアと飢えをしのぎながら現地で約2年間過ごした体験を語った。学生は熱心に聞き入り「死に対する恐怖はなかったのか」などと質問していた。

 聞き取った内容は、同サークルが学生向けに発行している広報誌で紹介する。2年久保田雅夫さん(19)は「戦争を経験した人の言葉には重みがある。広報誌でしっかり伝えたい」と話していた。(3年斎藤大介)

(2014年8月18日朝刊掲載)

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