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岩国基地の騒音軽減を国に要望 山口県など連絡協

 山口県と岩国市など2市2町でつくる県基地関係県市町連絡協議会は21日、米海兵隊岩国基地(岩国市)の騒音軽減や地域振興策の充実などを国に要望した。

 県総務部の大谷恒雄理事たちが広島市中区の中国四国防衛局を訪れ、伊藤賢企画部長に要望書を手渡した。

 要望書では、騒音の軽減や事件事故の防止、米軍再編に関する積極的な情報提供―など9項目を求めている。非公開で意見交換し、県によると防衛局は「本省と協議しながら誠意を持って取り組む」と回答した。

 岩国基地には、在日米軍再編に伴い米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)からKC130空中給油機15機が移転。8月末の完了をめどに装備や人員を移す作業が続く。防衛局は、空中給油機を含めた航空機運用の安全対策の徹底を米軍に働き掛け、地元に移転完了の情報提供を行うとした。

(2014年8月22日朝刊掲載)

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