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平和の願いを鐘の音に託す 岩国の西福寺 高校生ら100人集い

 「平和の鐘」の集いが23日、岩国市岩国の西福寺であった。高校生やガールスカウト、地域の人たち約100人が参加。平和の願いを込めて鐘を突き、願い事を短冊に記した風船を飛ばした。20日の広島市安佐南区と安佐北区、6日の岩国市での豪雨災害による犠牲者を悼む姿もあった。

 岩国ユネスコ協会が東日本大震災をきっかけに始め、3回目。「震災や豪雨被害で尊い命を奪われた方々を追悼します」などとメッセージが読み上げられた後、一人ずつ順番に鐘を突いた。住職の熊谷正信さん(45)は「平和について考え、行動するきっかけにしましょう」と呼び掛けた。

 高水高2年でユネスコ部の部長を務める森脇奈々さん(17)=和木町=は、地元の友人宅が一時孤立する被害に遭ったという。「被災地の一日も早い復興を願った」と語った。(上杉智己)

(2014年8月24日朝刊掲載)

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