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「地元と戦争」知って 柳井で遺構・石碑の写真展

 柳井市や田布施、平生、上関の3町の戦争にまつわる遺構や石碑を紹介する写真展「平郡・熊毛郡の戦争遺跡」が、柳井市柳井のやない西蔵で開かれている。日清戦争から太平洋戦争までに焦点を当て、地元との関わりをクローズアップしている。9月1日まで。無料。

 周防大島町戸田の会社員佐藤正治さん(62)が撮影した。1945年に柳井市の平郡島沖で沈んだ駆逐艦「梨」の慰霊碑のほか、上関町の旧熊毛南高上関分校近くにある舟艇用の壕(ごう)、田布施町の日清戦争戦勝碑、平生町に残る防空壕など、写真パネル計44点を解説文とともに展示している。

 佐藤さんは「地元にも戦争を伝える遺産は数多くある。終戦70年を前に、目を向けるきっかけにしてほしい」と話している。やない西蔵Tel0820(23)2490。(井上龍太郎)

(2014年8月28日朝刊掲載)

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