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バッジョ氏、原爆ドームを見学

■記者 藤村潤平

 広島市で開かれているノーベル平和賞受賞者世界サミットに参加するため来日したイタリアの元サッカー選手ロベルト・バッジョ氏(43)が13日、中区の平和記念公園を訪れ、原爆資料館を見学した。

 バッジョ氏は、原爆慰霊碑を囲む「平和の池」にあるイタリア語で書かれた説明板を熱心に読み、慰霊碑に手を合わせた。原爆ドームを見学した後、原爆資料館では職員の説明を受けながら遺品などを見つめ、被爆の惨状をかみしめていた。

 現役時代は華麗なプレーで世界中のファンを魅了し、「イタリアの至宝」と称されたバッジョ氏は引退後、国連食糧農業機関(FAO)親善大使などとして活動。その功績が評価され、サミット最終日の14日、同公園で「平和サミット賞」を授与される。

(2010年11月13日夕刊掲載)

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