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上関中新校舎が完成 地元住民利用も 山口

 上関町長島の上関中(45人)の新校舎が完成し28日、記念式典があった。従来の校舎が耐震診断で危険と判断され、町が運動場の一角に新築した。2学期が始まる9月1日から使用する。

 鉄筋2階建て延べ2300平方メートル。廊下兼用の多目的スペースや家庭科室を1階に配置し、週末は地元住民も利用できる。外国語指導助手(ALT)が教える外国語用教室は、隣接する上関小向けの授業も想定する。

 設計費も含めた総事業費は5億1600万円。うち約5300万円に国の原発交付金を充てた。これまで使ってきた1971年建築の鉄筋4階建て校舎は来年度に解体。跡地を運動場とする。

 式典には柏原重海町長たち約60人が出席し完成を祝った。生徒会長の3年河本剛虎君(14)は「新しい学びやで、スポーツと学業に努力します」とあいさつした。(井上龍太郎)

(2014年8月29日朝刊掲載)

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