×

ニュース

ノーベル平和賞3人 平和公園で被爆桜植樹

■記者 二井理江

 ノーベル平和賞受賞者3人が14日、平和記念公園(広島市中区)に「復興の象徴」である被爆桜の苗木を植えた。広島市で開かれたノーベル平和賞受賞者世界サミットの参加者代表として、「平和の大切さ」を伝える使命を託した。

 植樹したのは、元安川を挟んで原爆ドームを望む場所。北アイルランドの平和運動家メイリード・マグアイア氏は「訪れた人たちにドームの悲惨さだけでなく、未来の希望と喜びの象徴として桜を見てほしい」とあいさつした。

 米国の地雷禁止運動家ジョディ・ウィリアムズ氏とイランの人権活動家シリン・エバディ氏に、秋葉忠利市長も加わり、苗木に土をかけていた。

(2010年11月16日朝刊掲載)

関連記事
平和賞サミットスピーチ要旨 (10年11月17日)
バッジョ氏にサミット賞 日本被団協には特別賞 (10年11月17日)
核兵器廃絶条約 実現を 広島宣言 平和賞サミット閉幕 (10年11月16日)

年別アーカイブ