×

ニュース

国連大学長が安保理の講座 広島で15日

 国際平和と安全の維持に責任を負う国連安全保障理事会の役割や課題について考える公開講座が15日午後2時から、広島市中区の広島国際会議場である。

 講師は、国連大学(東京)のデイビッド・マローン学長で、「国連安全保障理事会の未来―常任理事国の影響」をテーマに話す。常任理事国は、1945年の国連創設時から変わらず、米国、ロシア(旧ソ連)、英国、フランス、中国の5カ国のまま。常任理事国が拒否権を行使すれば安保理は決議できず、活動できない。ウクライナやシリアなど大きく動く国際情勢を踏まえ、迅速な決断が求められる安保理の現状について説明する。

 講座は、国連訓練調査研究所(ユニタール)広島事務所と中国新聞社の主催。参加無料。英語で話すが、日本語の同時通訳がある。希望者は12日までに申し込む。同事務所Tel082(511)2424。

(2014年9月8日朝刊掲載)

年別アーカイブ