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ウクライナとラトビア 駐日大使が平和公園訪問

■記者 教蓮孝匡

 ウクライナのミコラ・クリニチ駐日大使(57)とラトビアのペーテリス・バイバルス駐日大使(47)が22日、広島市中区の平和記念公園を訪れた。被爆した路面電車の軌道敷石を世界各国に贈る「ひろしま・祈りの石の会」が招いた。

 両大使は、前田耕一郎館長の案内で原爆資料館を見学し、廃虚となった街の模型など展示資料に見入った。その後、原爆慰霊碑に花をささげた。

 クリニチ氏は、自国で1986年に起きたチェルノブイリ原発事故を挙げ「恐ろしさを知る両国民が手を携え、核兵器廃絶を訴えていきたい」。4回目の広島訪問となったバイバルス氏は「訪れるたびに平和の尊さを痛感する」と話した。

(2010年11月23日朝刊掲載)

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