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モロッコ議長 ヒロシマ学ぶ 平和公園 広島市中区

 モロッコのモハメッド・シェイク・ビアディラ参院議長(65)が11日、広島市中区の平和記念公園を訪れた。原爆資料館を見学。被爆証言も聴き、69年前の被害の実態に理解を深めた。

 ビアディラ氏は原爆慰霊碑に花を手向けた後、志賀賢治館長の案内で資料館を巡った。被爆死した学生が着ていた制服や黒焦げの弁当箱に見入った。

 被爆者の梶本淑子さん(83)=西区=の証言に耳を傾け「次世代に体験を伝え続けて」と激励した。

 ビアディラ氏は日本の参議院の招きで来日し、希望して広島を訪れた。(田中美千子)

(2014年9月12日朝刊掲載)

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