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笹本さん100歳 歩みたどる 「日本初の女性報道写真家」展 広島市中区

 日本初の女性報道写真家、笹本恒子さん(東京)の100歳を記念する写真展(中国新聞社など主催)が11日、広島市中区胡町の福屋八丁堀本店で始まった。

 1日に100歳を迎えた笹本さんの足跡をたどる134点。昭和を彩ったスターたちの肖像のほか、原水爆禁止世界大会や原爆ドーム(中区)の写真などが並ぶ。

 「明治生まれの女性」シリーズでは、俳優杉村春子(中区出身)が針仕事中に見せたしぐさや、作家宇野千代(岩国市出身)が静かに原稿用紙に向かう姿を切り取り、来場者を引きつけていた。

 佐伯区の主婦宮本慶子さん(62)は「自然体を捉えた写真ばかり」と何度も会場を巡っていた。

 16日まで。午前10時~午後7時半(12、13日は午後8時、16日は午後5時まで)。入場料500円。60歳以上と高校生以下は無料。(奥田美奈子)

(2014年9月12日朝刊掲載)

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