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ドームの壁画 卒業制作 基町小6年生 黒田征太郎さん協力

■記者 金崎由美

 広島市中区の基町小の6年生30人が26日、イラストレーター黒田征太郎さん(71)=北九州市=と一緒に校内の壁に原爆ドームなど平和を願う絵を描いた。

 同校が、中区の原爆資料館と原爆慰霊碑、原爆ドームを結んだ「軸線」の延長線上にあることから、6年生が卒業制作で校内の壁に平和のシンボルを描くことを企画。交流がある黒田さんが参加を申し出た。

 児童たちは、6年生の教室そばの壁に、被爆後間もなく学校近くで咲いたと伝えられるカンナや原爆ドームを絵の具で思い思いに描いた。黒田さんも学校そばにあった被爆エノキを描いた。

 6年生の新谷芽生さん(11)は「黒田さんと楽しく描くことができた。私たちの卒業後、学校のみんなが壁画を見て平和を感じてほしい」と話していた。

(2010年11月27日朝刊掲載)

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