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原爆映画の翻訳 DVD化協力を 実行委発足へ

■記者 新田葉子

 原爆映画「ひろしま」(1953年制作)の英語字幕付きDVDの作成を計画している映画プロデューサーの小林一平さん(63)が29日、広島市を訪れ、被爆者たち関係者に協力を呼び掛けた。来夏までに完成させ、各国元首たちに送る。

 小林さんはこの日、映画企画制作の広島映画センター(中区)を訪れ、牛尾英隆代表(59)とプロジェクトの実現に向けて話し合った。実行委員会を設立することで合意し、事務局を同センターに置くことを決めた。

 また、県被団協の坪井直理事長とも懇談し、「全面的に協力する」との返答を得た。

 計画では、来年1月から翻訳作業をスタート。DVDには、当時の撮影に参加したエキストラの証言なども収録する。

 事務局では、出演者からの情報提供に加え、上映会の開催希望や募金を受け付ける。Tel082(293)1119。

(2010年11月30日朝刊掲載)

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