×

ニュース

集団的自衛権 行使容認反対 意見書を送付 広島県安芸太田町議会

 広島県安芸太田町議会は19日までに、憲法の解釈変更で閣議決定した集団的自衛権の行使容認に反対する意見書を安倍晋三首相と衆参両院議長に送った。

 意見書は「集団的自衛権の行使は憲法9条に違反する」とし、行使容認への転換は「国民的な議論や国会での論戦を重ね、憲法改正で行うべきだ」と指摘。上空を米軍機が頻繁に訓練飛行する同町の住民は、戦争につながりかねない集団的自衛権の行使容認が閣議で決まることに不安があると訴えている。

 7月の閣議決定後、町議会には閣議決定の取り消しや慎重な議論を求める意見書を政府に提出するよう住民グループなどから3件の陳情があった。意見書案は17日の町議会本会議で町議会総務委員会が提案し、賛成10、反対1で可決した。

(2014年9月20日朝刊掲載)

年別アーカイブ