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岩国市周東の高森チンドン隊様 笑いと感動ありがとう 福島から感謝の色紙

 「遠い岩国から、ありがとう。忘れません」―。岩国市周東町の高森チンドン隊に、福島県会津若松市の仮設住宅で暮らす人たちから、ボランティア活動への感謝の色紙が届いた。(上杉智己)

 チンドン隊の17人は1~3日、東日本大震災の被災者を励ますため福島県を訪れた。会津若松市の仮設住宅の集会所では、住民約40人に南京玉すだれや鼻笛、おしぼり人形のパフォーマンスを披露。メンバーの理美容師がカットサービスもした。

 色紙にはフェルトペンで12人の寄せ書きがあった。「身も心もリフレッシュし、生きる力が倍増しました」「久しぶりに大笑いしました。お返しは早く復興する事、元気になる事」などと、思いのこもったメッセージが並ぶ。

 カットサービスをした理容師和田十三子さん(68)は「喜んでもらえて何より」と感激した様子。現地では童謡「ふるさと」の演奏に涙を流す被災者に接した。「同年代の人たちに頑張ってほしい。自分たちも頑張らなければ」と話す。

 チンドン隊は28日、広島土砂災害の被災者を支援しようと、広島市西区の大型商業施設マリーナホップで、チャリティーイベントに参加する。募金の協力者に、メンバーらが手編みしたエコたわしを渡す。

 また、岩国市周東町の山口銀行高森支店で10月8~31日、福島県でのボランティア活動の様子を紹介する写真展を開く。色紙も展示する予定だ。

(2014年9月27日朝刊掲載)

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