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英語でヒロシマ伝えよう 舟入高生がセミナー受講

■記者 桑島美帆

 広島市立舟入高(中区)国際コミュニケーションコースの1年生40人が13日、中区の原爆資料館で「英語で伝えようヒロシマセミナー」を受講した。来夏を目標に、海外から広島を訪れる高校生たちに英語で被爆の実情を伝えることを目指す。

 講師は原爆資料館で翻訳や通訳を担当している沖田なつきさん(31)。軍事や教育の拠点だった戦前の広島市の特徴や原爆被害の実態、放射線が人体に及ぼす影響などについて英語で解説した後、グループに分かれて生徒自身が英語で発表する練習もした。

 山脇優祈さん(15)=中区=は、「核保有国であるインドやロシアにも友人がいる。今日習った単語や言い回しをしっかり覚えて、彼らに直接核廃絶の必要性を訴えたい」と話していた。

(2008年6月14日朝刊掲載)

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