作木に被爆二世の会 旧三次市内でも結成準備
10年12月7日
■記者 見田崇志、桜井邦彦
三次市作木町に「町被爆二世の会」が発足し、同市の合併前の旧7町村すべてで被爆2世の組織ができた。旧三次市内でも、年内の結成に向けた準備が進んでいる。
同町の作木山村開発センターで11月20日にあった設立の集いには、町原爆被害者友の会のメンバーを含む14人が出席。市臨時職員の野田美紀さん(54)を会長に選んだ。核兵器廃絶を目指した被爆者運動の継承など、活動内容を定めた規約も決めた。
また、市原爆被害者協議会の田口正行事務局長(53)から、被爆者援護策の現状や、2世の健康診断充実に向けた被爆者組織の取り組みなども聞いた。
野田さんは「2世の活動を地域に知ってもらうことからまず始めたい」と話している。
市原爆被害者協は今後、会報「百日紅(さるすべり)」への投稿などを通じ、2世の活動推進に向けた意識啓発を図っていく考え。親である被爆者との交流も進める。
(2010年12月7日朝刊掲載)
関連記事
『源流』 2世会員800人超 継承へ広がる輪 三次市原爆被害者協 (10年10月21日)
三次市作木町に「町被爆二世の会」が発足し、同市の合併前の旧7町村すべてで被爆2世の組織ができた。旧三次市内でも、年内の結成に向けた準備が進んでいる。
同町の作木山村開発センターで11月20日にあった設立の集いには、町原爆被害者友の会のメンバーを含む14人が出席。市臨時職員の野田美紀さん(54)を会長に選んだ。核兵器廃絶を目指した被爆者運動の継承など、活動内容を定めた規約も決めた。
また、市原爆被害者協議会の田口正行事務局長(53)から、被爆者援護策の現状や、2世の健康診断充実に向けた被爆者組織の取り組みなども聞いた。
野田さんは「2世の活動を地域に知ってもらうことからまず始めたい」と話している。
市原爆被害者協は今後、会報「百日紅(さるすべり)」への投稿などを通じ、2世の活動推進に向けた意識啓発を図っていく考え。親である被爆者との交流も進める。
(2010年12月7日朝刊掲載)
関連記事
『源流』 2世会員800人超 継承へ広がる輪 三次市原爆被害者協 (10年10月21日)