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島根2号機施設「耐震性を確保」 中電が申請書提出

 中国電力は29日、島根原子力発電所2号機(松江市鹿島町)の再稼働に向け、原子炉建屋など既存の2号機関連約130施設の耐震性が確保されているとする「工事計画認可申請書」を原子力規制委員会に提出した。

 原子炉圧力容器や格納容器も含め、中電が耐震設計の目安とする4種類の「基準地震動」に沿い安全性を評価した。今後、規制委が審査する。

 中電が10月に終えるとする原発近くの宍道断層の長さを確定させる追加調査の結果次第では、基準地震動の見直しにつながる可能性もある。中電は「より厳しい地震動の設定が必要な場合は新たに耐震性を評価し提出する」としている。

 同申請書のうち、福島第1原発事故を受け、工事を進めている安全対策施設の評価は、昨年12月の規制委への初回申請時に提出していた。

(2014年9月30日朝刊掲載)

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