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被爆証言サイトを活用 広島女学院高生 平和公園でガイド

 広島市中区の広島女学院高の生徒65人が30日、被爆証言などを立体地図上で紹介するウェブサイト「ヒロシマ・アーカイブ」を活用し、修学旅行で平和記念公園(中区)を訪れた神戸市の啓明学院中の生徒約160人を案内した。

 同サイトは、インターネットの立体地図「グーグルアース」を使い、地図上の記念碑を選んで由来を確認したり、関連の証言を聞いたりできる。本紙の記事27本も収録する。

 一行は20組に分かれ、原爆ドームや原爆の子の像、島病院(現島外科内科)などを巡った。広島女学院高の生徒は口頭で説明しながら、時折タブレット端末でアーカイブの画像を紹介していた。

 終了後、公園内の広島国際会議場で感想を述べ合った。同高3年稲住衣美(えみ)さん(18)は「分かりやすいと感心してもらえた」。啓明学院中3年加治木寛人君(15)は「今度、広島を訪れるときに活用したい」と話していた。(山本乃輔)

(2014年10月1日朝刊掲載)

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