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住民625人が30キロ圏外へ 18日原発避難訓練 島根県

 島根県は30日、中国電力島根原子力発電所(松江市鹿島町)の事故に備え、18日の原子力防災訓練の実施案を固めた。原発30キロ圏の鳥取県など約100機関の3500人が参加。住民625人が30キロ圏外に避難する。

 両県6市、原子力規制庁など参加機関の91人を集めた会議を松江市で開き、了承された。原発に最も近い松江市城西地区の住民60人は、原発から約90キロ南西の江津市中央公園までバスで避難する。

 また、初めて放射性物質の放出を想定。出雲、雲南市と鳥取県大山町の原発30~40キロ圏でその付着を調べるスクリーニングをする。最も早く逃げる原発5キロ圏の松江市鹿島町内3小学校は、児童教員計310人が原発約10キロの施設へ向かい、保護者への引き渡し訓練をする。

(2014年10月1日朝刊掲載)

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