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慰安婦問題の認識是正訴え 山口県議会が意見書案

 山口県議会(定数49)は2日の議会運営委員会で、従軍慰安婦問題で「国内外に広がったいわれなき批判や、誤った認識の是正」を国に求める意見書案を、3日の本会議に上程することを申し合わせた。最大会派の自民党(25人)が主導した。全9会派のうち自民党や公明党(5人)など5会派が賛成の意向を示しており、定例会最終日の10日の本会議で賛成多数で可決される見通しだ。

 意見書案は「暴力で無理やり女性を強制連行したとする証言は、専門家たちにより虚構だと確認された」と強調。従軍慰安婦を「性奴隷」などと位置付けた国連報告書(クマラスワミ報告)を踏まえ、「国連を含む国際社会での史実に基づかない批判は是正が図られるべきだ」と訴えている。

(2014年10月3日朝刊掲載)

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