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ネパール外相 広島訪問 平和・災害で市長と意見交換

 ネパールのマヘンドラ・バハドゥル・パンディ外相が6日、広島市役所で松井一実市長と面会した。平和問題に加え、同国でも8月に発生した土砂災害について意見を交わした。

 パンディ外相は「広島は人類の文明と創造力でよみがえった都市だと思う。世界に平和を発信してほしい」と期待。松井市長はネパールで続いた内戦を踏まえ「広島も苦難を乗り越えて平和を構築した」と応じ、協力姿勢を示した。

 また外相は、8月に国内で豪雨による土砂災害が起き、150人以上の犠牲者が出たことを紹介。同時期に発生した広島土砂災害の犠牲者を悼み「ネパールと広島が協力すれば多くのことを学べる」と話した。

 外相は日本外務省の招聘(しょうへい)事業で来日した。この日は、県庁で湯崎英彦知事とも会談。平和記念公園(中区)で原爆慰霊碑に花を手向け、原爆資料館も見学した。(和多正憲)

(2014年10月7日朝刊掲載)

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