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大型輸送ヘリ 美保基地配備協議申し入れ 島根・鳥取県に防衛局

 中国四国防衛局は8日、島根県を訪れ、航空自衛隊美保基地(境港市)に陸上自衛隊の大型輸送ヘリコプター「CH―47」を配備する方針を伝え、国との受け入れ協議開始を申し入れた。県は了承し、同基地所属機の飛行ルートの松江、安来両市の意見を聞くなどした後、国に回答する。中四国地方への同機の配備は初めて。

 中期防衛力整備計画(2014~18年度)に基づく配備で、新たに全国で6機導入する。同基地への配備機数や時期は未定。同機は全長約30メートルで航続距離は約千キロ。55人を輸送できる。

 同防衛局の伊藤賢企画部長は県庁で「災害時の住民救助にも使われる。配備への理解をお願いしたい」と要請。県防災部の大国羊一部長は「松江、安来両市民が納得する十分な説明をしてほしい」と求めた。同防衛局はこの日、鳥取県にも同様の申し入れをした。

(2014年10月9日朝刊掲載)

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