×

ニュース

環境や平和問題 解決に向け討議 岡山 ユネスコ教育会議開幕

 環境、平和などの問題解決につながる学びを話し合う「ESD(持続可能な開発のための教育)に関するユネスコ世界会議」が9日、岡山市北区の岡山コンベンションセンターで開幕した。市内では11月まで六つの会議・式典があり、100カ国の3千人が参加する。

 11日までは「公民館―CLC(コミュニティー学習センター)国際会議」を開催。初日は行政職員や研究者たちが社会教育の在り方や役割を話し合った。

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)生涯学習研究所のアーネ・カールセン所長と神戸、オランダ、インドネシアの大学教授たちがパネル討論。身近な学びの場の大切さや、貧困、格差など地域の切実な課題を学び合う意義を訴えた。10日からは防災、世代間交流などをテーマにした各国の実践報告や討議がある。

 今後高校生フォーラムや教師教育についての会議などを開き、成果は名古屋市の全体会合(11月12日)で採択予定の宣言に反映する。(持田謙二)

(2014年10月10日朝刊掲載)

年別アーカイブ