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市民団体「三隅火電増設なら原発は?」 中電・島根県に質問状

 中国電力島根原子力発電所(松江市鹿島町)の稼働に反対する「原発ゼロをめざす島根の会」は17日、中電が検討に入った三隅火力発電所2号機(浜田市)の新設前倒しについて公開質問状を中電に提出した。

 渡部節雄共同代表たち4人が中電島根支社を訪れ、4項目の質問状を担当者に手渡した。出力100万キロワットの三隅2号機が新設されれば発電能力が増えるとして、島根原発2号機の再稼働をやめるべきだと主張。再生可能エネルギーの普及に向け、三隅2号機の新設資金を送電網の増強に充てる考えなどをただした。

 県にもこの日、年度内に改定する再生エネ普及計画で島根原発と三隅火力をどう扱うのかなど5項目の質問状を提出。ともに24日までの文書回答を求めた。中電、県の担当者は「検討する」と応じた。(樋口浩二)

(2014年10月18日朝刊掲載)

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