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8ヵ国の小中生応募 「平和の絵」入賞作展示

■記者 金崎由美

 「第25回子どもたちの平和の絵コンクール」(広島市など主催)で入賞した小中学生の作品展が18日、中区の原爆資料館東館で始まった。来年1月31日まで。

 市内と米国、ロシアなど8カ国から応募があった5936点のうち、大賞3点をはじめ、優秀賞以上の162点を展示している。大賞の梅林小4年樋口知恵美さん(9)=安佐南区=は、折り鶴に乗った子どもたちを水彩で鮮やかに描いた。

 この日は表彰式もあり、大賞、特選の34人が出席した。森の中でさび付く核兵器を描いて大賞を受賞した伴中2年福長千紘さん(14)=同=は「この絵のように一日も早く核兵器が過去の遺物となってほしい」と話していた。大賞にはこのほか、韓国・大邱市の小学生も選ばれた。

(2010年12月19日朝刊掲載)

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