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イスラエルとパレスチナ 少年柔道チームが原爆資料館で学ぶ

■記者 金崎由美

 イスラエルとパレスチナの少年柔道チームの男子中学生13人が21日、広島市中区の原爆資料館を見学した。26日に福岡県である柔道国際大会に出場するため、五輪金メダリストの山下泰裕氏が理事長を務めるNPO法人「柔道教育ソリダリティー」が招いた。

 パレスチナチームの6人とイスラエルチームの7人。資料館では、焼け野原となった市街地のパノラマ模型や被爆の惨状を刻んだ写真、復興を伝えるパネルに見入った。

 イスラエルのヨエル・フライリヒさん(13)は「原爆の破壊力を知り衝撃を受けた」、パレスチナのカリード・カムラーさん(12)は「平和になった広島は困難にあるパレスチナにとって希望だ」と話した。

(2010年12月22日朝刊掲載)

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