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平和の構築 研究者語る 広島市立大

 平和構築分野の研究者によるシンポジウムが27日、広島市安佐南区の市立大であり、学生たち約50人が世界情勢などを学んだ。

 平和研究で知られる英国ブラッドフォード大のクリストフ・ブルース教授は、台頭する中国は、米国との経済協力が深まっている現状を指摘。「軍事上の問題をすぐに起こすとは考えにくい」と述べ、多角的な視点から安全保障をみる大切さを強調した。

 シンポは、広島平和構築人材育成センター(南区)と両大学の主催。センター代表理事を務める東京外国語大の篠田英朗教授や市立大の研究者も、平和分野での人材育成や日本の安全保障政策などをテーマに話した。

(2014年10月28日朝刊掲載)

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