被爆体験記26編 「救いの手」克明に 平和祈念館で企画展
11年1月4日
■記者 山崎雄一
広島市中区の国立広島原爆死没者追悼平和祈念館で企画展「しまってはいけない記憶―さし出された救いの手」が2日、始まった。無料。
保管している被爆体験記約13万編のうち、救出された様子や看護された場面などを克明につづった26編を地下1階の情報展示コーナーに集めた。英語、中国語、韓国語にも翻訳され、専用画面で閲覧できる。当時の写真や絵もある。
当時7歳だった女性は被爆当日に川沿いをはだしで歩いていた際、兵士からおにぎりをもらった体験を記した。「今でも口の中で忘れることはない」と感謝をつづっている。企画展は今年12月28日まで。
兵庫県宝塚市の関西学院大4年和田龍郎さん(22)は「想像以上に悲惨な状況だった。助け合うことの大切さも伝わった」と話していた。
(2011年1月4日朝刊掲載)
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当時7歳だった女性は被爆当日に川沿いをはだしで歩いていた際、兵士からおにぎりをもらった体験を記した。「今でも口の中で忘れることはない」と感謝をつづっている。企画展は今年12月28日まで。
兵庫県宝塚市の関西学院大4年和田龍郎さん(22)は「想像以上に悲惨な状況だった。助け合うことの大切さも伝わった」と話していた。
(2011年1月4日朝刊掲載)
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