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人材育成の活動を報告 岡山市でESD会議開幕

 環境、平和など地球規模の課題解決に取り組む人材育成を目指すESD(持続可能な開発のための教育)の国内外の地域拠点の代表が活動状況を報告する会議が5日、3日間の日程で岡山市北区で始まった。10月に同市で開幕した「ESDに関するユネスコ世界会議」の一環。

 国連大学(UNU)がESDを推進する地域拠点に認定した国内外129地域のうち、岡山市を含む78地域の市民団体代表や行政職員たち約300人が参加。欧州やアジア太平洋などの大陸別に分かれた分科会で成果や課題を話し合った。

 開会行事で国連大学サステイナビリティ高等研究所(東京)の竹本和彦所長は「ESDをスケールアップする会議にしたい」と呼び掛けた。

 国連は2005~14年を「ESDの10年」とし、活動を奨励してきた。岡山市では高校生や18~35歳のESD実践者が活動を紹介する会議もあり、それぞれの成果を12日に名古屋市である全体会合で採択予定の宣言に反映する。(永山啓一)

(2014年11月6日朝刊掲載)

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