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ジブチ大使 被爆証言聞く 広島で原爆資料館見学

■記者 金崎由美

 アフリカ北東部のジブチのモハメド・ドゥアレ在ジュネーブ国際機関代表部大使が17日、広島市中区の原爆資料館を見学し、被爆証言を聞いた。外務省の招きで来日、自身の希望で広島を訪れた。

 ドゥアレ氏は約1時間、資料館を見学。杉浦信人副館長の案内で壊滅した旧中島地区のパノラマ模型などに見入った。

 続いて国立広島原爆死没者追悼平和祈念館で、被爆者の阿部静子さん(83)=広島県海田町=と面会した。阿部さんはやけどの治療に苦しんだ体験から「私たちのような思いを誰にもしてほしくない。核兵器廃絶を各国で訴えて」と語り、ドゥアレ氏は「母国で広島の経験を伝える」と誓った。

(2011年1月18日朝刊掲載)

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