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被爆体験集1250冊 小中へ NPO 広島市長から感謝状

 被爆者の体験集を出版し、広島市に寄付したNPO法人HPS国際ボランティア(西区)が6日、市から感謝状を贈られた。

 「ようきんさった 原爆ドームは語る」の題で、A4判、72ページ。原爆投下直後の惨状や復興に関する被爆者たち11人の証言を掲載した。市内外の小中学生が寄せた平和メッセージもある。7月に3千部発行。うち1250冊を市に贈り、市立全206小中学校に6冊ずつ配られた。

 市役所で松井一実市長から感謝状を受け取った法人の佐藤広枝理事長(76)は「子どもたちが原爆や戦争の恐ろしさ、命の尊さを学ぶのに役立てば」と話した。(菊本孟)

(2014年11月7日朝刊掲載)

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