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34年目で座り込み400回 広島市原水協、非核への決意新た

 広島市原水協が中区の原爆慰霊碑前で月1回続けている座り込みが9日、開始から34年目で400回目に達した。節目の集いには、会員や市民約30人が参加。核兵器のない社会の実現に向けて決意を新たにした。

 参加者は慰霊碑に黙とうをささげた後、「21世紀を核兵器のない世界に」と書いた横断幕を掲げて30分間、座り込んだ。中本康雄代表理事(87)が、9、10月に米国が核兵器の性能を調べる実験を繰り返したことなど核兵器をめぐる最近の動きを報告した。

 座り込みは1981年8月に始め、毎月6日の直後の日曜にしている。中本代表理事は「被爆地から核兵器廃絶を訴える行動として今後も続けていく」と話した。(和泉恵太)

(2014年11月10日夕刊掲載)

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