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長野で被爆アオギリ2世植樹 平和首長会議の国内都市会議

 広島市の松井一実市長が会長を務める平和首長会議の国内加盟都市会議の開催を記念した植樹式が9日、長野県松本市のあがたの森公園であった。松井市長や菅谷(すげのや)昭松本市長が、被爆アオギリ2世の苗を植え、核兵器廃絶に向けた取り組みを各地で一層広げることを誓った。

 両市長のほか、広島平和文化センターの小溝泰義理事長、松本市議会の太田更三議長たち約30人が出席。菅谷市長は「一日も早い核兵器廃絶のために市民の意識を連鎖反応的に高めたい」とあいさつした。

 苗木のそばには、広島市中区の平和記念公園にある被爆アオギリの種から育てたことなどを紹介する説明板も設置した。松井市長は「被爆後に市民が立ち上がり、街を復興させた熱い思いも引き継いでいかなければいけない」と述べた。

 松本市での平和首長会議の国内加盟都市会議は、10日から2日間の日程。国内での活動強化などを話し合う。今回が4回目で、被爆地の広島、長崎両市以外では初めての開催。(藤村潤平)

(2014年11月10日夕刊掲載)

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