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ちぎり絵 日中友情の証し 広島市中区で作品展

 日中和紙ちぎり絵展が11日、広島市中区の県民文化センターで始まった。ちぎり絵を通じて日中の交流を深めるNPO法人虹橋の会(西区)が2012年に続いて企画した。15日まで。入場無料。

 県内のちぎり絵サークルのメンバーや、訪中した虹橋の会の指導を受けた中国の学生たち計230人が制作した計270点を展示。中区の縮景園の庭園や中国・ハルビンの夕焼けといった日中双方の風景や花を描いた多彩な作品が並ぶ。

 厳しい日中関係が続く中、10日には両国首脳の会談が実現した。中国の大連で育った残留孤児で、虹橋の会の理事長を務める岩井梅子さん(69)は「芸術に国の壁はない。両国の関係改善を後押しできるよう文化交流を続けていきたい」と話していた。(西村萌)

(2014年11月12日朝刊掲載)

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