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広島ゆかりの長短編を発信 国際映画祭開幕 あすまで

 広島国際映画祭が14日、広島市中区のNTTクレドホールで始まった。日本、台湾、韓国など5カ国・地域の短編10本からヒロシマ・グランプリなどを選ぶコンペティションのほか、広島関連や話題の長短編を上映。監督や出演者も多く来場し、16日まで華やかな祭典を繰り広げる。

 開会式で実行委員会の部谷京子代表は「広島の人に親しまれ、国内外に発信できる映画祭に育てたい」とあいさつ。東広島市出身の長谷川和彦監督やコンペ作の監督がレッドカーペットを歩き、登壇した。オープニング作品は原爆を自宅でつくる男を描く長谷川監督の「太陽を盗んだ男」。監督のトークやコンペ作の上映もあった。

 同映画祭は、昨年まで5年連続で開いた「ダマー映画祭inヒロシマ」から名称変更し、地元色を強めた。新作が待望される長谷川監督の映画制作プロジェクトや、広島への原爆投下など第2次世界大戦を題材にした米映画「リトルボーイ」の世界初公開など多彩な内容で届ける。最終日にコンペの表彰式がある。(余村泰樹)

(2014年11月15日朝刊掲載)

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