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畳242枚分 世界一の木版画

 広島市西区在住の版画家、君島龍輝さん(58)が8月に制作した畳242枚分の木版画が世界最大、最長として近く、ギネス世界記録に登録される。同区の広島観音マリーナで16日、測量会があった。

 木版画は長さ約220メートル、面積約400平方メートル。長さ、面積ともに世界記録となる。平和への思いを込め、太陽や鳳凰(ほうおう)、原爆ドームの前身である広島県産業奨励館などを描き、4年かけて完成させた。この日は、広げた作品の横に長さを示すプレートを持ってファンが並び、航空写真などを撮影した。

 2006年に米ニューヨークから広島市に移住した君島さんは「世界一となり、広島に興味を持つ人が増えたらうれしい」。年内には、ギネス記録に認定される。(西村萌)

(2014年11月17日朝刊掲載)

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