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平山さんの絵と平和の二胡共演 広島で姜さん コンサート

■記者 上杉智己

 中国の伝統楽器の二胡を奏でる「姜暁艶(ジャンショウイェン)二胡コンサート~平和への願い」が29日、広島市中区のアステールプラザであった。中国・大連出身で広島市を拠点に活動する二胡奏者の姜暁艶さんが悠久の音色を響かせ、約1200人を魅了した。

 「敦煌の幻影」「楼蘭」「月光下の駱駝(らくだ)」など、尾道市出身の日本画家、故平山郁夫さんの絵をモチーフにしたオリジナル曲を中心に披露。懐かしさを帯びた美しい旋律で聴衆を酔わせた。

 平山さんの代表作の一つ、「広島生変(しょうへん)図」を基に宇崎竜童さんが作曲した「Bolero Hiroshima」も演奏し、被爆地・広島から平和への願いを発信した。中国新聞社、ジャンコンサート実行委員会の主催。

(2011年1月30日朝刊掲載)

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