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インド議会担当相 原爆資料館を見学

■記者 金崎由美

 インドのパワン・クマール・バンサル議会担当相が1日、広島市中区の平和記念公園を訪れ、原爆資料館を見学した。バンサル氏は超党派の国会議員9人の親善訪問団として1月27日~2月2日の日程で来日。東京、大阪を経て被爆地を訪れた。

 バンサル氏は訪問団の議員とともに、前田耕一郎館長の案内で被爆直後の爆心地付近のパノラマ模型に見入った。一方で、前田館長がインドを含む核保有国の配備核弾頭数を表した「核の地球儀」を指さした際は、目を背ける一幕もあった。

 バンサル氏は「ここを訪れれば、人々がどんなに悲惨な目に遭ったかを実感できる」と感想を述べた。自国の核保有をめぐっては「インドは全面核軍縮を支持し、核実験を自粛している」と強調した。

(2011年2月2日朝刊掲載)

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