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原水協 新たに署名活動 核廃絶訴え 15日から

■記者 金崎由美

 日本原水協は、核兵器禁止条約の実現を目指し、国連に提出する署名集めを15日、広島市などで全国一斉に始める。

 署名を求める文書には「すべての国の政府に、速やかに核兵器禁止条約の交渉を開始するよう求めます」と記す。昨年5月にニューヨークであった核拡散防止条約(NPT)再検討会議が、10年ぶりに全会一致で採択した最終文書を念頭においた内容。

 広島市では15日、県原水協が集会を開き、署名への賛同を市民に呼び掛ける。県原水協の古田文和事務局長は「海外では既に先行して署名活動が始まっている。幅広く署名を集めたい」と意気込む。

 日本原水協は昨年、NPT再検討会議の開催に合わせ690万人の署名を集め、国連に提出した。今回の署名は、核兵器廃絶に向けた次のステップとしている。

(2011年2月3日朝刊掲載)

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