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アジアの反原発 運動状況を報告 広島市中区

 アジアの反原発グループが連携して台湾で9月末に開いた「ノーニュークス・アジアフォーラム」の参加報告会が24日、中区の広島国際会議場であり、市民約40人が学んだ。

 市民団体グローバリゼーションを問う広島ネットワーク(西区)事務局長の渡田正弘さん(63)が、韓国やインドなど9カ国・地域の約100人が参加し、現状報告や討論を行ったフォーラムを紹介。「原発の海外輸出を急ぐ日本の姿勢を疑問視する声が相次いでいる」と説明した。

 福島第1原発事故後、台湾では大規模デモや座り込みが活発化している。馬英九政権が4月、建設中だった公営原発の凍結を発表したのを受けて、渡田さんは「若者を中心にした、しなやかな運動が政治を動かしている」と指摘した。

(2014年11月25日朝刊掲載)

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