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平和市長会議・日本被団協 ノーベル賞候補に推薦 マグアイア氏

■記者 金崎由美

 広島平和文化センターは9日、北アイルランドの平和活動家でノーベル平和賞受賞者のメイリード・マグアイア氏が、今年の同賞候補に平和市長会議(会長・秋葉忠利広島市長)と日本被団協を推薦したと発表した。

 マグアイア氏は、選考委員会に出した推薦状で、平和市長会議について「核兵器廃絶への支持を築く上で先導的役割を果たしている」と評価。日本被団協には「核兵器による恐怖と苦しみを証言し続け、核兵器のない世界へ取り組んでいる」と賛辞を送っている。

 広島平和文化センターにある平和市長会議事務局は「大変名誉なこと。核兵器廃絶を目指し、全力で努力したい」としている。

 日本被団協は過去4回、反核平和団体の国際平和ビューロー(IPB、本部ジュネーブ)が推薦。平和市長会議も同団体が3年前に推薦した。平和賞候補は各国の国会議員や大学教授、歴代受賞者たちに推薦資格がある。マグアイア氏は昨年11月に広島市であったノーベル平和賞受賞者世界サミットに出席した。

(2011年2月10日朝刊掲載)

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