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三原市民 8・6描く音楽劇 30日と来月14日、市内で上演

 三原市民ミュージカル実行委員会は、来年の被爆70年を前に、原爆を題材にしたミュージカル「1945年8月6日の出来ごと」をつくった。小学2年生から70代までの約40人が練習を重ねている。30日と12月14日に市内で公演し、平和の尊さを訴える。

 広島への原爆投下で犠牲になった子どもたちを、てんぐや座敷わらしなどの妖怪が時間をさかのぼって救い出す。戦時下を力強く生きる子どもの姿や、子どもと妖怪の交流などを描く。

 出演者は市内に住む人が中心。5月から月5回のペースで練習してきた。主役の大学4年森田恭隆さん(21)=同市沼田東町=は「戦争のため生きたくても生きられなかった当時の人の思いを、目いっぱい演じて伝えたい」と張り切る。

 市民ミュージカルはことしで17回目。30日は午後2時半から大和文化センター(同市大和町)、12月14日は午後5時から市芸術文化センターポポロ(同市宮浦)で。大人2千円、高校生以下千円。事務局Tel0848(67)0369。(山本庸平)

(2014年11月27日朝刊掲載)

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