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ブルネイ副次官 原爆資料館見学

■記者 永山啓一

 ブルネイのアブドゥル・ムタリブ通信省副次官(39)が12日、広島市中区の平和記念公園を訪れ、原爆資料館を見学した。

 ムタリブ氏は、杉浦信人副館長の案内で、被爆で廃虚となった市街地の模型や放射線の人体への影響を伝えるパネル展示に見入った。「被爆当時、広島市には30万~40万人が住んでいた」との杉浦副館長の説明を沈痛な表情で聞き入った。

 ムタリブ氏は「原爆の被害と犠牲者や家族の悲しみを知り、強い衝撃を受けた。一方、復興した広島の街にも感動した」と話した。

(2011年2月13日朝刊掲載)

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