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「戦争させない」1000人委員会が発足 山口

 憲法の解釈変更による集団的自衛権の行使容認に反対する「戦争をさせない山口1000人委員会」の発足集会が、山口市の労福協会館であった。市民団体や労働組合の代表者たち約150人が出席。来年5月23日に山口市で大規模集会を開くなど、当面の活動方針を決めた。

 集会では、共同代表に児童文学作家の那須正幹さん(72)=防府市=や、愛宕山を守る会(岩国市)の岡村寛代表(71)=岩国市=たち5人を選んだ。那須さんは「戦争の記憶がかすかに残る世代として、次の世代に語り継いでいく」と述べた。

 集団的自衛権の行使容認を閣議決定した安倍政権に抗議し、平和憲法を生かした社会づくりを求めるアピールを採択。大規模集会のほか、署名や街頭宣伝活動にも取り組むと決めた。終了後、山口市中心部の約2・5キロをデモ行進し「戦争参加反対」「子どもたちの命を守る」と気勢を上げた。

(2014年11月29日朝刊掲載)

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